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半硬質タイプですがラクレットやチェダーと異なり、軽く圧搾するだけなので表皮,
中ともやわらかく、また表皮がきれいに磨かれているのが特徴です。
日本で作られる本格的チーズにはこれを参考にしていることも多く、このことから日本人の嗜好にあったやさしいチーズといえるでしょう。そのまま食べても、溶かしてもおいしいので!
パリのビストロが立ち並ぶサンミッシェル街(セーヌ川近く)では、「チーズフォンヂュ」と同じくらい、このチーズとジャガイモをオーブンしただけの素朴な料理「タルチフレット」(La
Tartiflette)が、多くの観光客に人気です。
このチーズが作られるサヴォワ地方は、山好きな人の憧れの山、4800mのモンブラン山のふもとです。半年も雪の中で、起伏の激しい山地であるにもかかわらず、
一人当たりの平均所得がフランス上位であることから、自然をうまく利用し、観光整備に力を入れ、何より土地の特産物に付加価値をつける努力をしています。
公的食品ラベル取得を行政が指導しています。
【日本も国土の70%が山に囲まれていて特に日本北部はこのサヴォア地方に気候が似ていることから多くの視察団が日本から訪れています。】
このチーズも、早くにAOC(原産地統制呼称)を取得。
生産量の21%に当たる180件のフェルミエ(夫婦で酪農を営む)が存在します。
このような個人で、牛の飼育から搾乳、製造(ルブローションは、高い品質を得るため搾乳後すぐにチーズ作りをすることを義務付けているので朝、晩2回チーズを作る。)、さらには販売(朝市)を毎日行うことはとても大変で、さらに工場産と比べて、生産量はとても少なく地元の朝市またはフランス国内で消費されてしまうチーズが多いのです。
しかしサヴォワのフェルミエは、熟成1週間後には、自分のチーズを熟成業者に売ります。その熟成業者が約5週間かけてチーズを完成させて世界に営業しています。フェルミエ(酪農家)は作ることに専念できるわけです。
夏には、フェルミエは、首に大きい鈴をつけた牛と一緒に青草が茂る高原、最高で
2800mまで上がり、アルパージュといわれる山で生活をし、チーズを作ります。
夏草の乳で作られたチーズは風味が違います。
また、残雪のアルプス山脈が見える丘で草を食べる牛さんたちの景色は、別世界です。
ぜひこの夏、雲海広がるアルプスを訪れてフェルミエに立ち寄ってみてはどうですか。

【アヌシー近くの山脈 2003年1月】
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