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ランジス市場の今

No.2 2003.3.28

−フランスと世界をつなぐ発信基地−

ランジス市場は、パリ中心部から南に15kmはなれたランジス市にある巨大市場です。
フルーツ、野菜、魚、肉、花、そして乳製品などの生鮮品を扱っています。2001年の取り扱い総額は、7,065百万ユーロで、世界トップです。乳製品は、17%占めています。パリの胃袋と国際卸問屋の2つの顔があります。

パリの胃袋
1969年に、手狭になったパリの中心地からここに引っ越してきました。
肉の建物は、夜中0時から動き出します。4時には一段落してカフェでビールを一杯の肉職人。それからほかの建物も動き出し、朝6時には、パリの八百屋さん、花屋さんそしてチーズさんが到着です。
一日に2万台近いトラックが出入りします。パリの食材の多くが、ここから旅立っていくといってもいいでしょう。12時には、ほとんどの問屋が店を占め、午後はガラーンとして一日が終わります。
国際卸問屋
フランスは、豊かな土地に恵まれた農業国です。
それら生産物を近隣のドイツ、イタリア、スペイン【トラック輸送】そしてアメリカ、日本【飛行機輸送】に輸出しています。また、世界からの生鮮食料品が届くのもこのランジス市場です。
貿易には、通関業務【衛生、関税など】に伴うそれぞれの書類が多く、ランジスで扱うのが賞味期限の短い生鮮品のためスピードが要求されます。ここでは、市場内に保健所等、公的事務所があり輸出許可、輸入許可が迅速に行われます。ユーロ統合により、ユーロ間では書類の簡素化が進み、国内同様の取引ができるようになることが期待されています。
乳製品部門

一番遅く始まる製品部門【5時から12時まで】は、31の問屋に約1000人が働いています。ここは、一般の人でも見ることができます。
旬を感じることができます。春先の今は、まだ大型の40kgもある山のチーズが目立ちます。これからの季節「ヤギ乳、羊乳のチーズ」がではじめます。初めて出会うチーズもたくさんあります。
生産者が試食販売をしていることも珍しくはなく、先日はスイス国境近くのフェルミエ【酪農家】がやっていました。作り手の顔が見えることはお客に安心感を与えます。日本人がチーズを食べていることに彼は驚いていました。まだまだ日本は遠い国なのです。
パリのチーズ屋さんは、週2回定期的に仕入れに訪れるのが多く当然自分の目で確かめてから決めます。
31の問屋ですが、それぞれ特徴があります。ヨーグルトやクリームそしてバターに力を入れている問屋、フェルミエチーズを得意としていたり、イタリアチーズを得意としていたりと、チーズ屋さんは、それぞれを廻り担当者と情報交換したりして仕入れています。


フランスは、チーズ生産量は工場生産製を中心に伸びていますが、消費量は若者のチーズ」れ、食生活の変化の影響でしょうか、年々減少しています。2000年までは一人当たりの年間消費が世界1位の25kgでしたが、【日本は年間一人当たりの消費量2,2kg】2001年ギリシアにその座をとられてしまいました。今後輸出に更なる注目が集まり、ランジスもますます世界をつなぐ基地として重要となることでしょう。

 参照データ:数字は2001年末現在
  JETRO資料
  ランジス市場公式ホームページ www.rungisinternational.com

一番早く始まる肉の建物

この日は、 フランス南西部のピレネー地方からソーセージと生ハムの生産者が、試食販売。ジューシーでうまい。

チーズ、乳製品の建物

巨大な冷蔵庫の中に、あり温度管理を徹底しています。今日も初めて出会うチーズが、1つ2つ?

野菜の建物

この市場で一番大きいため、自転車で移動です。

 

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